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個別記事の管理2008-02-16 (Sat)

今日はシューベルト(1797~1828)即興曲Op.90(D899)第4番 変イ長調

をご紹介しましょう。343

1827年、シューベルト30歳の時の作品。

彼は非常に短命で31歳で亡くなっているので、その前年の作ということになります。

1827年といえば、彼が崇拝していたベートーヴェンが亡くなった年。

シューベルトより27歳年上のベートーヴェン。

ベートーヴェンの存在は当時から非常に大きく、シューベルトにとっては

憧れであり、尊敬に値する人物だったのです。

また、ベートーヴェンも若きシューベルトの才能を認めていたとか。

彼らが直接会ったのはベートーヴェン最期の年にシューベルトが見舞った時が

最初で最後であったそうです。

さて、そんなベートーヴェンが亡くなった年。1827年。

シューベルトにとっては人生にこれ以上の希望ももてなくなっていました。

すでに彼自身も病魔と闘っており、精神的な問題だけではなかったのです。

彼は自分の寿命を知っていたかのように、精力的に作曲を続けました。

実際に亡くなった1828年までに作られた晩年の傑作はこうして

つくられたそうです。

ピアノトリオや弦楽5重奏、ヴァイオリン幻想曲、ピアノソナタや即興曲

そして歌曲「冬の旅」・・・・。

中でも「冬の旅」はそうとう精力を費やし、それで死期を早めたとか・・・。

このリートは失恋の痛手に苦しむ若者が、

後半は死への道を歩んでいる。

シューベルトはこの若者と自分を重ねて考えていたのだと

言われています。

そんな晩年の作品である、即興曲。

全部で8曲ありますが、今回は(3/1,3/20とも)そのうちの1曲を弾きます。

Op.90(899) 第4番 変イ長調。

穏やかに流れる16分音符のパッセージで始まる主部。この流れは

表情を変えながら転調を繰り返し、中間部に入ります。

主部とは対照的で内向的な情熱が隠し切れない中間部。

左手の連打はいっそう感情を煽ります。

その後また主部が再現され、曲は締めくくられます。

短い曲ですが、情緒豊かな響きがシューベルトらしく、本当にきれい!51

さて、1820年代といえばピアノの改良が盛んな時代。

ベートーヴェンは”強打に耐える”楽器を求めて改良をすすめたが、

シューベルトはいわゆる”古いピアノ”を好んだそう。

つまり、タッチは軽く、弱い音での微妙な響きの変化が

表現できる楽器を求めたそうですが、

こんなところにも2人の音楽性が表れていておもしろいですね!341

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